修二会(お水取り)
春はすぐそこまで来てるよぉ〜!
奈良に来てます。
東大寺の二月堂で3/1〜3/14まで修二会(しゅにえ)/お水取りの法要が始まっています。
この東大寺二月堂の修二会は「お水取り」として一般に知られています。
奈良の伝統行事で752年(天平勝宝4年)から一度も途絶えることなく今年で1273回目となっています。
この二月堂の舞台を駆ける「お松明」がよくテレビや雑誌にも出て来て春の到来を象徴する風物となっていて有名です。
選ばれた11人の僧が身を浄めて練行衆としてこの堂内に籠り、ご本尊の十一面観音様に世界の平和や人々の幸せを祈り続ける。
この堂内で深夜にかけて営まれる法要がなかなか知られていない。
今年もコロナ禍で堂内での聴聞は許されなくなっている。
堂内の局という畳の間から漏れ聞こえてくる法要の作法や行事が音楽性豊かに繰り広げられている。
しかし、今年も残念ながら聴聞は出来ない…
一度も途切れることなく1250年以上も祈り続ける営みは人類が生存する限り「祈り」と言う行為(行)が延々と続けられてきている。
「祈り」とは人々が神や仏にこうあって欲しいと“意を乗せる”ことなのでしょう…
明日、3/5は前半のハイライトとも言うべき「神明帳」、「過去帳」の奉読や「走り」などが営まれる…
世界中の人々が豊かで幸せで平和な日々を過ごせるよう私も手を合わせたい…
感謝、感謝…