京都で最も予約が取れ難い人気店『祇園さ々木』佐々木浩大将の思いを伺った
約半年間、ずっとお店を閉めて改装中だったのがこの8月、満を持してフルオープンした『祇園さ々木』の佐々木浩さんに先日、会ってきた。
料理人も3代目、4代目、もっと15代目まで続く店もあり、まさに伝統と格式の血がつながっている古いしきたりの厳しい京の町…
一代で8人のお弟子を築き上げ「さゝ木一門会」と呼ばれ、全てのお店が国内外の美食家たちを魅了する料理店となっている。
「おが和」「祇園 にしかわ」「老松 喜多川」「祇園 きだ」「にしぶち飯店」「料理屋 まえかわ」…どれもこれも予約至難な人気店。
カウンター席を17席から12席にしてゆったりとなり、あの斬新だった石窯もなくなり、料理するのがよく見えるフルオープンキッチン。
「若いスタッフと一緒に料理する」「若い子を守って、新しい料理をみんなで追求していこうと」「もう“俺が俺が”の時代じゃなくなってますからね」と…ご本人の弁。
最初に私が佐々木さんのお料理を頂いた時は『ガツンッと胃袋を掴まれた』衝撃の感覚でした。それが強く印象に残っている。
今はまさに『佐々木劇場』の躍動感溢れる1人舞台のお料理から、今度は若手の感性も引き出して『佐々木劇団』として若手も舞台にあげ、それを座長として見守り、そして後世に人材を育てていく…
う〜む、素晴らしい考え方だなぁ!
これが伝統と格式のある京の街で佐々木哲学を広めていくという革新的で斬新なやり方なんだなぁと…
今度は来月9月に妻を連れて美味しいお料理をいただきに参ります。
楽しみにしています…