〜奈良の土地に根ざした食材と奈良の文化、風習、歴史をテーマにした西原料理長の「白《つくも》」に感動しまくり〜
奈良の薬師寺の偉い僧侶様から、『奈良に来たらここに行きなさいね。美味しいから…』と教えていただいたのが《白(つくも)》。
ようやく願い叶い8月の真夏に伺った。
今月の献立は季節の夏や神事仏事や祭事をテーマに「花火」や「大文字送り火」や聖武天皇即位して1,300年目の今年に見つかった「大嘗祭の木簡」などのお料理の一つ一つに全精力と魂を込めて作られていく…
盛り付けや切り込みの優雅な所作は見ていて惚れ惚れするよう。
まるで、主演俳優の舞台芸術を見ているようで実に歯切れ良くて心地よい。
奈良の古事や季節の行事や神事や仏事を徹底的に料理に落とし込む姿勢はまさに西原理人料理長の真骨頂そのもの!
だから、ここ奈良に来て初めて本当の西原料理長の料理を食べる意味あいがあり、その価値が増幅する。
明日は8/15でお店を臨時休業して、西原氏自ら高円山に登り、「大文字」の火をくべるという。
こんな土地の文化祭事などについてこれほど研究熱心な料理人を東京では見たことも聞いたこともない。
私にとっても奈良は大好きな町…
なんとなく、のどかでゆったりとしていて、首を少し上げるだけで空や雲がいつも見えて…
そんな長い歴史を持つ古都奈良に惚れ込んだ西原氏のお料理を味わえて幸せな夜でした。
感謝!感謝!感謝!








