栗が美味しくなる季節になってきたよぉ~!
私の大好きな栗の季節がやってきましたぁ~。くりの旬はまさに今の9月頃で、
そのままピークを迎えて11月頃まで出回ります。
秋ならではの「旬の味覚」として人々から親しまれています。
秋には果物では「ぶどう」「柿」「梨」「柿」「リンゴ」「キウイ」「ラ・フランス」
とこの時期ならではの美味しい果物のオンパレードです。
今日、和歌山の親戚のおば様から早速、一粒一粒がとっても大きめの「栗」が我が家に
送られてきました。
開けた途端、見事に艶のある大きめの栗が「ゴロンッ」!てこぼれ落ちる
くらいの勢いで出てきました。
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子どものころから「モンブラン」というケーキが大好きで、小学生低学年の頃まで
ずっと栗のことを「モンブラン」と勘違いして覚えていました。
ご存知の通り、名前の由来はアルプス山脈のモンブラン(フランスとイタリアの
最高峰)の山に似せて作ったのでこう呼ばれているケーキですよね。
でも、私にはどうしても、この山脈に意味する「白い山」には見えず、上に黄色い
甘露煮のマロンが乗った「黄色いボタンの乗った小さめのソフトクリーム」
に見えるんですね。
≪白い雪に覆われた美しい山≫を連想するので≪モンブラン≫のはずが最近のモンブランは
上の栗が”黄色”ではなく”茶色”の栗と茶色のクリームで覆われた≪モン・ブラウン≫
のも今では数多く出回っています。
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このように、日本では色んな形や色のモンブランがどんどん出回っています。
海外では、
モンブランを調べてみるとイタリアのモンブランの形とフランスのモンブランの形が
微妙に違っているのです。
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では、肝心の「どんな栗がいい栗で美味しいのか?」その「栗」の見分け方をお伝えしますね。
- 鬼皮(外側の硬い皮)に張りや光沢がある。
- 鬼皮の茶色が濃い茶色でひなびてなく、表面がツルツルのもの。
- 指で押してもブカブカしていない。ぎっちり詰まっているような重み感が
あればOk。 - 白いブツブツがついていない。
- 座(底の部分)に黒っぽい箇所がない。
- 座がベトベトしていない。
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そして「マロンショコラ」「マロンケーキ」「マロンパフェ」「マロンサンディ」「マロングラッセ」などのように”マロン~”と名付けた洋菓子はたくさんありますね。
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以前、この「栗」を題材に”栗の食べ比べ”イベントをホテルニューオータニ東京さん
のご協力で「レストランSATSUKI」で実施しました。
パティシエの中島眞介さんですが、このホテル館内のすべてのレストランや宴会場の
料理を監修・指揮する”総料理長”でもあるのです。
パティシエが総料理長をするケースは珍しいのですが、世界中の名シェフとコラボする
場合にも必ず最後のデザートや洋菓子部門は中島さんに全幅の信頼を寄せて担当されています。
彼が開発し素材や製法にこだわって作り上げた渾身の作品の「スーパーシリーズ〇〇」
のケーキを一度皆さんにも味わってほしいと思います。
少々、お高めの値段ですがボリューム感や使っている素材などを考えたらなるほど
ッて思われるはずです。
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さて、その「栗を題材にした”食”のイベント」ですが、
- フランス、イタリア、日本という3カ国のモンブランのそれぞれの美味しさの秘密を味わいます。
- 単なる食べる会ではありません。まず日本の栗の食べ比べをします。それも各地名産の和栗です。その中でも中島パティシエ厳選の数種類(これが下世話な話ですが高価!)を食べ比べします。
産地によって収穫時期が違うので、仕入れた和栗をそのまま真空パックにし、全部揃ってから一斉に調理するという手間のかかる仕事です。
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- そのあと、栗の微妙な「味の差」をまずは味わって頂き、その後、中島パティシェの解説付きでハイライトでもある「三栗物語」、モンブランの食べ比べです。イタリア・ミラノモンブラン/フランス・パリモンブラン/日本・お江戸モンブランの3つの都市のモンブランを食べ比べします。
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これから一層、栗が美味しくなる季節です。
皆さんも、是非一度は色んなデザートやお菓子でマロンをご堪能下さいね。