〜京都 桂の『くいしんぼー山中』はお肉の神様だぁ〜
段々と歳を重ねていくと、若い頃に猛烈な勢いで口に頬張って美味しいお肉をドンドン放り込んで食べていたような意欲もなくなってきている。
食べた翌日は胃がもたれるので、最近は『焼肉』『ステーキ』『鉄板焼き』『すき焼き』『しゃぶしゃぶ』『オイル焼き』『ホルモン』などのお肉がメインのお料理から、気がつくとトンとご無沙汰になっている。
A4やA 5のようなサシが入って、口に入れると溶けてしまうようなお肉はもういいやぁ〜、てな感じ…
じゃぁ、赤身の熟成肉が美味しいか、と聞かれたら、それほどでもないと答えてしまう。
しかし、ここ京都 桂の山中シェフのお肉料理は今まで食べてきたお肉と全く違う
肉好きの間では知らぬ者のない名店。
まさに『お肉の神様』
今回、注文したヒレステーキやハンバーグなど、一気に怒涛のように食べてしまった。
食べても食べても『スカッ』とするような爽やかな感覚…
で色々とお肉のことを山中シェフに教えていただいた。
「本当に美味しい肉」と「市場で高値がつく肉」が違うということ。
サシが入った『霜降り肉』が絶対に美味しく、『ピンク色のキレイな霜降り肉こそが最高級』というのが市場評価なので、私も実際そう思っていた。
でもここのお肉は『小豆色… 』
これが本当に美味しいお肉の色…
高値で売りたい生産者は、『ビタミンコントロール』という手法で霜降りの牛を作っているところが多いそう…
本当の美味しいお肉は鮮度が一番で、肉の仕入れが一番肝心だと。
その為に、健康的な牛を育てくれる滋賀の福永マルキ(福永喜三郎商店)さんと独自契約を結び,色味と味が濃く,鮮度がよく、照りと粘りのあるお肉を創業からずぅ〜っと提供してくれているそう。
山中シェフは『美味しいのは美味しいお肉を仕入れているから』と…
でも、私が『その美味しいお肉を更に美味しく山中シェフがお料理されているからもっともっと美味しくなるんじゃないですか?』と質問したら…
『いやいや、美味しいお肉あってこそのステーキだから…』
『お肉が美味しいからハンバーグのタレも美味しいでしょう』と言われる…
『あんまり、よそ様のお肉の事を悪くいうと叱られるから、宣伝も一切しないし…』
今日本で流通している牛肉は出来るだけサシを出現させるようにいろんな工夫がされている…
でもここ京都の桂の『くいしんぼー山中』にこのお肉だけを食べに来る価値は本当にあると思う。
歳を取ってもスカッとしたお肉ならバンバン口に放り込んで食べようと思う…
次回はロースステーキとヒレカツを注文して食べようと今から決めている。
ごちそうさまでしたぁ
本当に美味しかったぁ〜
ありがとうございます。







