〜『京中華』と言う言葉を知ってますか? 新進気鋭、若手の兄弟の店『京中華 牧定』を訪れました〜
初めて京都に来る方も、何回もリピートして来る方も、まず割烹料理だとか懐石料理だとかおばんざい料理のように日本料理の真髄を味わいたいと京都のグルメの店に行くと言う人が多いかも知れません。
しかし、レベルの高い日本料理や懐石料理なら私が住む東京でもどこでもいつでも味わえると思うのです。
でも、『京中華』は京都にしか存在しないのです。ここに行かないとありつけない代物なんです。
一般的な中華は結構、油っこかったり、味が濃いイメージがあるのですが、レベルが高い中華ほどしつこくないんですね…
鶏ガラに昆布が入ったりして、だしをベースにしていくのは「和食」に近い感じ…
来月11月でオープンして1周年、兄の牧 定孝さん(シェフ)30歳、弟の牧 定直さん(サービス)26歳の二人三脚でお店を切り盛りしている。
「京中華」そのものはパンチの効いたその店独自のスペシャリテがなかなか作りにくいもの…
「糸仙」のはちみつ色の【酢豚】、「竹香」のみたらし団子のような【肉団子甘酢】、【焼飯】が超美味い「盛京亭」など、みんな大好きなお店なんですが、ごく普通のメニューほどその差をつけるのがとっても難しいと思う。
『牧定』で秀逸だっのが、
【フカヒレ+上海蟹】
餡掛けのようなとろりとしたスープ仕立てに上海蟹の味噌煮込みを上からかけている。ふかひれは焼き付けてあり表面ぱりっとしていて、超旨い!
【北京ダックの皮+揚げたネギ+黒いちじく+クレソン】
何回も何回も油を掛けた北京ダックの皮にパリパリに食感よく揚げた湯葉やねぎとフルーティなイチジクを入れた一品
それに、目の前で手作りしてくれた【小籠包】も餡を包み込むあの手捌きは熟練の技士のようだった。
これからも応援していきたい爽やかな兄弟2人!
この店もすぐに長蛇の行列ができ、予約困難な店になってしまいそうです。
今のうちに早く行って味わって欲しい京中華の『牧定』です。
ありがとう!
また、お邪魔しますね。