50周年を迎えた世界に冠たるグランメゾン『銀座 ロオジエ』
昨年から予約してあった予約困難店の一つ『銀座 ロオジエ』…
長年、大手通信会社の役員秘書を続けていた妻が在宅で仕事をし自分の事業に専念したいと退職…そして本日がその最後の日と偶然にも重なった…
資生堂が経営しており、『ピュア』『シンプル』『洗練』というイメージに合わせ、レストランも『白』『ゴールド』『透明感』『ガラス』『光』のキーワードに集約しラグジュアリーな空間になっている。
モダンでありながらどこかクラシックで、ピュアでシンプルでありながら威厳をたたえた重厚感がある。
エグゼクティブシェフのオリヴェ・シェニョン さん、パリの名店「タイユヴァン」、「ピエール・ガニェ―ル」のパリ本店などで経験を積んだ素晴らしいシェフ…
そしていつもにこやかな内堀泰彦総支配人… 柔道をやっていたせいか、顔は笑顔で優しいが、いかつい身体は一見、SP警察の方とよく間違えられるそう。
このお店は各界のそれなりのVIPが来るので皇宮警察や警視庁からSP(Security Police)も頻繁にお店周りをウロウロするという。
しかし、内堀さんは言う…
「ロオジエはたとえどんな要人がいらっしゃろうと、どんな政財界の大物の方がいらっしゃろうと、何一つ特別なことはいたしません。ロオジエは通常のサービスをこころがけます。なぜなら、それが最高のサービスだからです」
素晴らしい誇りを感じさせる言葉…
そして、今は現場を離れた元シェフソムリエであり、現代の名工である中本聡文さんの薫陶を受けて2022年4月からシェフソムリエに就任した井黒卓さん。
彼は2020年「一般社団法人 日本ソムリエ協会主催 第9回全日本最優秀ソムリエコンクール」優勝
2021年「A.S.I.(国際ソムリエ協会)主催 アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」日本代表
と、
若くして日本一のソムリエになった井黒さん。
それからシェフパティシエの竹田 リシャール謙之さんと製菓マネージャーの谷田 代 (やつだ しげる)さん…
デザートを出されたころにはほとんど満腹なんですが、彼らが作るワゴンでフリヤンディーズ(小さなお菓子)が運ばれてくるとホントに別腹に収まってしまいます。
緻密なデッサンから創作され、あるときは砂糖細工で作った一見本物とみまちがうようなオレンジだったり、宝石のような輝きのマチエールを持つデザートだったり、多種多様な彩りにもう本当に感動ものです。
ホールと厨房などロオジエでは充分な人数の従業員がいるそうですが、なんと40人近くのスタッフがいると言う…
まるで大きなホテルのようなスタッフの陣容。
今度はここを貸し切って、食のイベントを企画運営していこうと思う。
昨日から今夜は寒波襲来の日。
銀座も歩いていると耳がちぎれるくらい寒い!
でも、いい時間を過ごせた…
感謝!感謝!