〜祇園さ々木一門会のメンバーの息子たちが稚児と禿を務める祇園祭〜
今年も祇園祭の前祭り(さきまつり)山鉾巡行が7/17の09:00から四条烏丸からスタートした。昨年に比べ曇り空で凌ぎやすいお天気…
1,000年以上の歴史を誇る祇園祭は全国で頻発する疫病や災害を鎮めるために執り行った御霊会(ごりょうえ)が起源と言われている。
絢爛豪華な山鉾が都大路を突き進む「現代版ルンバ」(悪い疫病を吸い取って綺麗にしてくれる)のような働き…
特に今年、選ばれた先頭の長刀鉾に乗る稚児1人と補佐役のは禿かむろ 2人の男の子、彼らの3人の父親は、ミシュランガイド3星の日本料理店「祇園さゝ木」で修業した兄弟弟子。
稚児に選ばれた洛央小学校6年の西川雅基君は、ミシュランガイドで2ツ星の日本料理店「祇園にしかわ」主人の正芳さんの長男。
禿を務める朱雀第七小学校2年の小川門土君は、1ツ星の日本料理店「おが和」主人・洋輔さんの長男で、もう一人の洛央小学校3年・西淵 一登君は、創作中華「にしぶち飯店」主人・健太郎さんの長男。
まさに「さゝ木一門会のメンバーの息子たち」が選ばれた今年の稚児・禿の面々。
祇園祭の費用は約2000万円もかかるという…
衣装代、移動代、お供え代、祭り後の宴会代、その他諸々…
だから、お稚児さんの家柄はみんな金持ちのボンボンが多いという。
過去の歴代のお稚児さんを見ても、ほぼ企業社長の子息で占められている。
お金持ちの家から選出されているのには、お稚児さんの家には莫大な費用がかかるから…
全ての費用が個人負担であることに驚かされる。
でも今年は過去のような会社社長ではなく、お金持ちかどうか知りませんが、料理屋の大将たちの息子たちが選ばれている。
また、過去の祇園祭の稚児の通っている小学校を見ると、ほとんどが同志社小学校や立命館小学校、京都教育大学附属京都小学校、ノートルダム学院小学校だったんですが、今年は公立の小学校の子どもたちが選ばれている。
時代とともに変革の波が少しづつ起こっているように感じる。
今年も観覧出来て幸せでしたぁ
あと祭も頑張って下さいませ!





